卒業生の声【就職活動レポート】
第1回 田代 留美子さん さん

「私の武器は、やる気と根性・・・そしてプレゼン」

彼女のプレゼンテーションを目にしたことのある人なら、誰もがこの言葉に納得してしまうだろう。田代さんは、K&Yの歴史上でも屈指の”プレゼンスペシャリスト”。作品を観るだけで、未だに彼女の語り口調が思い出せるくらい、観る者を魅了するプレゼンテーター。 第1回目の今回は、就職活動でも大いに自分の能力をアピールし、目標としていた仕事に就くことが出来た田代さんに、就職活動体験談、面接でのコミュニケーション術、作品の作り方などをお聞きしました。

Question01

--------- 就職活動期間と面接に行った会社数を教えてください。

スクール卒業後、約3ヶ月間です。途中で何社か内定は頂いていたんですが、自分が働きたいと思う会社に出会うまでがんばりました。 面接は、約10社ほど受けました。その内5社から内定を頂きました。もちろん書類だけで、面接まで受けられない会社もいくつかありました。

--------- 求人情報はどうやって探しましたか?

ネットとスクールの求人情報を活用しました。ネットは、「デザインのお仕事」「毎日キャリアナビ」「仁王」が情報が豊富で役に立ちました。スクールの求人企業にも2社ほど受けさせてもらいました。 私は未経験者ですが、”経験者優遇”だとか”実務経験○年以上”の条件の会社も恐れずどんどん受けに行きました。未経験でも、作品を見せると面接官の見る目が変わって経験者扱いしてくれるんです。実際、そういう会社からも内定頂きました。

Question02

---------  履歴書で特に工夫したことはありますか?

”志望動機”は特に時間を掛けました。私は実務経験が無いので、自分のやる気や真面目さを理解してもらえるよう出来るだけ具体的に表現しました。”自己PR”は、前職でどのような仕事をどんな風に取組んできたかをアピールしました。
履歴書に書いたことは必ず面接で質問されるので、聞いてもらいたい事を書くようにしました。質問されると分かっていれば答えも用意しておけるので。 また、履歴書と職務経歴書と作品と一緒に”スクールで学んだことのレポート”を提出しました。これは効きましたね。私にとってここで学んだことが、”実務経験に代わるもの”なので。

--------- 面接ではどのように応対しましたか?

入社を決めた会社は、面接のときも人事の担当者の方やデザイナーの方もとても親切で会社自体もきっちりとしていました。やる気を素直に話したらそれを受け入れてもらえ、自分がこの会社で働きたいと強く想えば、その気持ちは通じるものだと実感しました。 常に心掛けたことは、明るく元気良くハキハキと、そしてやる気。これだけあれば大丈夫!!

--------- 面接で特にアピールしたことは何ですか?

スクールの卒業制作の際、仕事が終わってから毎日のようにスクールに通い、作品を仕上げたことをアピールしました。また、コミュニケーション能力について問われることが多かったので、人を通じて学べた経験談やスクールでの出来事(特に卒業プレゼンテーション)について詳しく話して、そこから話を広げるようにしました。 入社を決めた会社の面接では、プレゼンテーションが得意だと話したら、では次の面接ではプレゼンテーションをしてもらいます、ということになりました。ある百貨店の1区画にショップをデザインし、それをプレゼンテーションしてください、という課題でした。その瞬間”キター”と思いましたね。自分の最も得意とするものを見てもらえるんですから。 急いでスクールに行って課題を仕上げ、プレゼンテーションも成功し、すぐに内定を頂きました。 自分の実力を見てもらうためには、面接でそれを大いにアピールする必要性を実感しました。

--------- 作品はどのようなものを提出しましたか?

デザインのコンセプト・メインとなる自信のあるCGパースを選りすぐり、A4で6枚にまとめて提出しました。これぐらいだと面接でもしっかり見てもらえます。 また、設計事務所はデザインよりも図面を、デザイン事務所はコンセプトの表現力・プレゼンテーション能力を見たがっていたので、会社に応じて作品の内容も替えていました。

Question03

--------- スクールで学んだことは就職活動で活かせましたか?

面接で課題を出された際、スクールで学んで身につけていたせいか、すぐに対応できました。自らプランニングして、法規や市場の動きを考え店舗をデザインする・・・これってなかなか出来るものじゃないと思います。課題に取り組みながら実感しました、”スクールで学んだ事って身についているんだな”って。 プレゼンテーションもデザイナーの方に誉められました。どこの会社もプレゼンテーションをする機会が多いらしいのです。スクールの公開プレゼンテーションの時は、作品を仕上げるのに必死で大変な思いもしたし、緊張もしました。そのおかげでずっと目標にしてきた職種に就くことができました。1年間がんばって良かったと実感しています。

--------- 今後の目標を教えてください。

”商品をより良く魅せられるような什器やディスプレイ空間をデザインしたい”とずっと思っていました。今はまだ、そのスタートラインに立っただけです。知らない事だらけですし、毎日が勉強だと思っています。時間はかかるかも知れませんが、いつか自分のデザインした空間が、いろいろな人の目に留まる日がくるようにがんばりたいと思います。


卒業制作を仕上げるために、仕事が終わってから毎日のようにスクールに通っていた田代さん。就職活動中も常に目標を持ち、自分の能力を大いにアピールし、夢に一歩近づきました。しかし、彼女はその歩みを止めようとしない。「まだスタートラインにたっただけですから。」 田代さんにとってのゴールはまだまだ先にあるようですね。今の自分に満足せず、一歩ずつ階段を登り続ける彼女を見ていると、彼女のデザインした空間が商店建築の表紙を飾る日も、そう遠くはないだろうと感じてしまう。